ドミノチャレンジ
2021-11-15 Mon 10:24 |
ワオキッズ新川崎園
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こんにちは!今月のブログはワオキッズ新川崎園が担当いたします
しばらくすると、そんな様子を見て楽しそうだと感じた下の学年の子たちが「私もやりたい!」とAくんのドミノ遊びに興味を持つようになりました。
みんなからの拍手の中、ステキな一体感と、
「みんなも拍手してくれて、嬉しかったね。
「うん!ボク、あきらめずにやってよかったよ!」とニッコリ

新川崎園ではワオキッズの保育理念【ほめて・みとめて・はげまして~やる気を育て、自分で考え行動し、責任が持てる子どもを育てる~】を基に、
子どもたちが『一人ひとりが相手の立場に立って考え、行動できる』ようになってほしいと願い、日々保育を行っています。
今回は子どもたちの日常の遊びの中から、
ドミノに挑戦する男の子のエピソードをご紹介します

Aくんが最近ハマっている遊びはドミノ倒し!
遊びの時間になると、せっせとドミノの準備を始めます。
Aくんは「先生一緒にやろう!」と誘ってくれ、
先生も「いいよ!」と力を合わせてひとつひとつ並べていきます。
「あ!倒れちゃった…」
そっと置いたつもりでも、どうしても途中で倒れてしまい、綺麗に並べることができません。
「あ〜ぁ…
」と肩を落とすAくん。

このままだとAくんは【上手くできなかったなぁ…もういいや!】というあきらめの気持ちだけが残ってしまい、遊びを通して楽しい気持ちや達成感を感じることができません。
そこで先生の出番です

「くそ~っ!途中で倒れちゃって悔しいね。でも、上手くいかなくても、次頑張れば良いんだよ!」とAくんの気持ちに寄り添いながら、励ましの言葉をかけていきます。
すると、Aくんはうなずき、「よし!やるぞー!
」と再びドミノにチャレンジ!

何度ドミノが倒れてしまっても、気持ちを受け止めて一緒に挑戦してくれる先生がいることで、明るく前向きに楽しむことができるようになっていきました

しばらくすると、そんな様子を見て楽しそうだと感じた下の学年の子たちが「私もやりたい!」とAくんのドミノ遊びに興味を持つようになりました。
Aくんはみんなが楽しめるよう「いいよ~!」と快く受け入れてくれました

しかし、お友だちが入って一度に多くのドミノを置けるようになったものの、人が増えたことでドミノが倒れてしまうことも多くなってしまったのです。
自分が並べたドミノを他の子が倒してしまう…
小学生なら「何やってんだよー!
」と怒る子がいてもおかしくない場面ですが、

Aくんは「あぁ~!
」と残念な気持ちで床に倒れても、

すぐに顔を上げて「大丈夫、また作れば良いよ
」と、先生がAくんにしたように、励ましの声をかけてくれました


「もう一回やろう!」
その後もAくんは、ほとんど完成したドミノを見た子が「これ私が倒したい!」とお願いしてきても、「倒してもいいよ~!」と言ってあげることもできたのです

先生はびっくりしながらも、
「Aくん、なんて優しいんだ!そう言ってくれてありがとう。嬉しいな」とAくんの思いやりへの感謝を伝えました。
そんなAくんの優しさや何度も挑戦する姿を先生も後押しします

ドミノの近くで他の遊びをしている子どもたちに
「今ね、Aくん頑張ってるんだ!気を付けてもらえると嬉しいよ!」と伝えていきました。
みんなも『たしかに!』と思ったのか、
それからはAくんのドミノを倒さないように近くを歩く時はそーっと歩いてくれたり、
大人数でわーっと寄っていって見るのではなく、そっと見守ったりしてくれていました

そんなやりとりを重ねながら、ドミノを並べては途中で倒れてを繰り返すこと2週間。
ついにドミノが完成し、「先生、写真撮って‼ここまでできた!」とニコニコ笑顔のAくん

「できた!よし、いくよ!!」と倒し始めます。
ぱたぱたと倒れていくドミノ…
みんなも固唾をのんで見守ります。
「全部倒れた!!」
Aくんの作ったドミノが綺麗に全部倒れると、
その時園にいた先生や子どもたちからも「やったー!」
「すごい!!」と自然と拍手が湧き起こりました
「すごい!!」と自然と拍手が湧き起こりました

みんなからの拍手の中、ステキな一体感と、
やっと上手くいった達成感を噛みしめるように笑うAくん。
先生からも
「Aくん、ついにやったね‼先生も嬉しいよ!」
「Aくん、ついにやったね‼先生も嬉しいよ!」
「みんなも拍手してくれて、嬉しかったね。
あれはAくんのこれまであきらめずにずっと頑張っていたところとか、みんなに優しく接してくれてたところをみんなが見てくれてて、知っていたからだよ。
先生はすごく感動した!Aくん、よかったね‼」と伝えると、
「うん!ボク、あきらめずにやってよかったよ!」とニッコリ

Aくんのあきらめない姿勢が実を結んで、より達成感を得ることができ、
【やってよかった!】と感じることができたステキなエピソードでした

新川崎園では、上手くいっても、いかなくても、
結果だけではなく、その過程での頑張りや気持ちをほめて・みとめて・はげまして、
Aくんのようなあきらめずに挑戦する気持ちを育めるよう、職員一同関わって参ります!!
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