いろんな思いが涙であふれて…
こんにちは!今月のブログはワオキッズ新羽園が担当します✨
ワオキッズでは保育理念である
「ほめて・みとめて・はげまして~やる気を育て、自分で考え行動し、責任が持てる子どもを育てる~」を基に日々保育を行っております。
新羽園は毎週書道教室があり、年1回書道コンクールが行われます。コンクールに入選するとさらに上の書き初め展に挑戦できます!
そこで今回は今年初めて書き初め展に挑戦した3年生の男の子のエピソードをお届けします♪
1年生の時から書道を頑張り、今年初めて書き初め展に選抜されたA君。
いつもの書道教室で使う半紙よりも大きな紙に大きな筆で1枚の作品を仕上げます。A君は
「大きな紙に書くのかー自信ないなーやりたくないなー」と不安な気持ちがぽろり😟
A君の不安な気持ちに寄り添いつつも不安を乗り越えて自信・達成感に変えてほしいと思い、B先生は
「A君なら大丈夫!今まで1年生から毎週書道頑張ってきてたくさん褒められてきたことB先生も知ってるよ!いつも通りのA君の字で丁寧に書けばいい作品になる!」と背中を押します!
書き初め展に向けた作品は毎週の書道教室が始まる30分も前から書道の先生とマンツーマンで2週にわたって書き上げます。普段よりも静かな環境で一画一画集中した厳かな空気が流れています。
「はー今日も大きい筆で書くのかーいやだな疲れるし~」
とA君から不安な気持ちが漏れます。
「そうだよね。大きい字を書くのは緊張するし、疲れるよね~でも大丈夫!落ち着いて書けばきれいな字になる!」とB先生はA君の気持ちに寄り添いながら背中を押す声かけをしました。
A君は1時間半かけて、無事に1枚の大きな作品を書き上げました。B先生が見に行くと、
A君の目には大粒の涙😢「どうしたの??」とA君にB先生が尋ねるも涙は止まりません。すると、
「B先生聞いてください!A君上手く書けなくて泣いてるのかと思ったら今までで1番きれいな作品ができて嬉しくて泣いてるんです!!」と書道の先生が驚いた様子で教えてくださいました。
「A君がんばったね!書道の時間の前から長い時間集中して頑張ってたもんね!疲れたね!終わってほっとしたのとできた達成感の涙かな?」とB先生が聞くと、泣きながら「うん」と答えるA君。
B先生は「そっか!それはいい涙だね!これまでA君が毎週頑張ってきた証だね!」と声をかけました。そしてこれからの書道に向けて前向きに取り組んでほしいと思い、「来年のコンクールでも今日みたいな涙流せるようにこれからも書道頑張ろうね!」と優しく励ましました。A君からは「うん!」と涙ながらも力強い答えが返ってきました。
それを隣で見ていた園の子ども達からも
「A君すごいね!」「無事終わってよかったね!」
「お疲れ様。A君が使ってた下敷きとか片付けておくね!もうお迎え来てるでしょ~」とA君の頑張りを称える声かけやねぎらう行動がたくさん出ました!
お父さんが帰りのお迎えに来てからもしばらくは涙が止まらなかったA君ですが、帰るときには✨達成感✨に満ちた笑顔で帰っていきました😄
これからも新羽園では書道に限らず遊びや生活の中でも子どもたちの「これをやってみたい!」「がんばりたい!」という気持ちに対して職員が
「ほめて・みとめて・はげます」保育を行ってまいります。