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相手のためにやってみよう!

こんにちは!

今月は東寺尾園の様子をお届けします!


久しぶりの東寺尾園のブログということで、まずは子どもたちが今、夢中になっている遊びから3つをご紹介(^^)/
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切ったり!貼ったり!工作遊び

自由遊びの時間になると工作の本を見ながら

「せんせーい、この鉄砲作りたいんだけど使えそうなものある~?」

「ロケット作りたいから紙コップと輪ゴム貸して!!」

「牛乳パックと箱を組み合わせたらクレーンゲーム作れるんじゃない?!」
 

と、子どもたち自身でどうしたら出来るかなぁと考えながら試行錯誤しています。

時には、

「僕、ここ持っててあげるよ!」

「はじっこの部分を短く持つと切りやすいよ!」

と、お友達と協力しながら作製する姿も!完成した時にはお互いに目をキラキラと輝かせながらニッコリ笑顔


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エネルギー全開!ドッチビー!🔥🔥

当たっても痛くないような柔らかい素材のフリスビーをなんと東寺尾園ではまいも使い、ドッチボールならぬドッチビーをして遊んでいます!

そんなたくさんのフリスビーを使って、子どもたちは先生を相手にすると

「○○先生は足が弱点だからみんなで足を狙おうよ!」

『せーの!』で一斉に投げたほうが先生は当たりやすいんじゃない?!」

「固まると距離が近くて当たりやすいから分かれて守ろうよ!」

とチームで話し合い、作戦を考えながら遊んでいます!


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ハラハラ・ドキドキ!東寺尾園流「逃走中」
 
逃走中と言えば、黒いスーツとサングラスをかけたハンターが逃走者を捕まえるゲームですよね⁉

東寺園流「逃走中」はハンターから逃げるために、自分たちで四角いロッカーや段ボール、ミニサッカーゴール、座布団などの園にある様々な物を使って、障害物を自分たちで作るところから始まります

すると、

「先生!ロッカー出してー‼」

「あの段ボール出してよ!」

「僕、座布団使いたーい!」

と、ロッカーなどが置いてある倉庫に押し寄せてくる子どもたち!

お友達と一緒に

「ここにロッカーをたくさん積み重ねたらハンター入りにくいよね?」



「これなら壁も高いから時間稼ぎになるんじゃない?」

「ハンターが来ているか見えるような穴みたいなものを作ろうよ!」

と、考えを出し合いながら障害物を作っていきます!
いざ始まると、少し暗くした部屋でハンターが来ないか自分たちで作った障害物に身をひそめてひやひやドキドキしながら

「きゃー!!!」

「こっち来ないでー!」



「ハンターこっちだよ~」

と、様々な声が上がるほどスリル満点♪

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今回はそんな遊びの中から、東寺尾園流「逃走中」でのエピソードをご紹介したいと思います!

逃走中のフィールド作りをしているとAちゃんがトボトボと先生の所に歩いてきて
「先生、ロッカー足りないんだけどない?」と一言。

「全部みんなに渡してるから誰かに譲ってもらうしかないなぁ…」と伝えると、曇った表情で「え~」と、ためらうAちゃん

「この子たちだったら普段も優しいし、気持ちを伝えれば聞いてくれてるじゃん!だから、Aちゃんの気持ちを伝えたら譲ってくれるかもよ?!」

先生が話していると、、、、
BくんAちゃんどうしたの?」と、聞きに来てくれました。

Aちゃんがね、ロッカーが足りなくて困ってるんだよ。」と先生が伝えると、チラッと自分の使っているロッカーを見て

「じゃあ、使わなそうなの持ってくるよ!」
と、Bくんはすぐに自分の作っていたところに戻り、ロッカーを持ってきてくれました。

「えっBくんありがとう!これ使わないの!?」

「うん、使おうと思ってたけどAちゃんが足りないなら使っていいよ!」

と答えてくれるBくん

「そうだったんだね!Bくんも使おうとしてたけど、Aちゃんのために譲ろうと思ったんだね!そうやって、Aちゃんのためにって思える気持ちがとても素敵だなぁと先生は思うよ!」

と伝えると、Bくん手を前に出し「もう、どうぞどうぞ」と言いながら、ニヤニヤした顔を隠すように下を向いて後ろに下がっていきました(笑)すると、受け取ったAちゃんは視線をそらしながらも「ありがとう」と気持ちを伝える姿が!Bくん「えへへと笑いながら自分の場所へ戻りました。

このように、Bくん「Aちゃんが困っているからどうにかしてあげたいな」という想いから、自分なりに考えて「自分のロッカーを渡してあげよう!」と譲ってくれました。
渡してくれたことも素敵なことですが、相手のためになにか自分で出来ることはないかなと考えてくれた気持ちがとても素敵ですよね



だからこそ、今回のエピソードでは先生はBくんに対して、渡してくれた「行動」ではなく、やろうとしてくれた『気持ち』に対して、ほめたのです!

そうすることでBくん

「こうやって相手のためにやることって良いことなんだなぁ!」
「相手のためにやってみようと思えて良かった!」

と感じ、他の場面でも相手のためにやってみよう!と自分で考えて行動できるようになっていきます。

そう!これこそがワオキッズの保育理念である

「ほめて・みとめて・はげまして
やる気を育て 自分で考え行動し 責任が持てる子どもを育てる」

なのです

ワオキッズでは今後も、そんな子どもの『気持ち』に着目していき、保育理念を通して子どもたちのより良い成長のために保育をしてまいります!